日々のことを日記でまったり更新する予定の普通の日記です。\ゆっくりしていってね!!/
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

追記にいってくれ。

もうなんかお茶を飲んでいま復帰したばかりなんだ。

ツイッターでつぶやきながらなんとか頑張ったよ。

二人とも同じような口調で見極めつけるの難しいんだよ!くそぉ!

てわけで、最後の最後に無理やりシリアスをねじ込み、普通の空気に戻すことに成功しました。

だって、一人普通におもーいこと抱えてるんですもの。やだー(((

・・・とりあえず、これから

休んできます。

小説見たい方は追記にいってくださいね~。

見ても良いです。しかし、すごくアレなのは事実だよ?

途中ギャグ入れてるからね。ばくはつしろーとか((



題名:初雪の降る日


季節は冬に入った12月。
寒さは秋のものとは違い、冬の寒さである。
そんなある日のサテラポリス日本支部。
いつもどおりの忙しさで、所狭しと人が動いている。
暁シドウは、自分の机で始末書の処理に追われている。

「あぁーえっとぉー」

《シドウ、あなたって人は全く・・・。なんで溜めるんです?》

「忙しかったからだよおー。あぁー手首いたいー。」

《まぁ、集中することですね。》

「じゃあ、飲み物買ってきてくれよアシッド。そろそろぶっ続けで3時間になるし、喉渇いたからさ。」

《・・・仕方ないですねぇ。》

渋々、ハンターVGを持って自動販売機の前へ行くアシッド。

《さて、何を買ってあげましょうか・・・。》

自動販売機で売っている飲み物は妙なものばかりで、よく分からない。
昆布サイダーや昆布コーラなど、明らかにその飲み物に入れてはいけないようなものがあったりする。
まぁ、もちろん普通の飲み物もあるのだが。
そんなアシッドの後ろには怪しい影がひとつ。

「あっ、私コーヒーな。」

《はいはい・・・って、誰です?!》

アシッドの後ろにいたのは天牙。
思いっきり普通に声をかけて、アシッドがどんな反応をするのか楽しんでいるようだ。
そんな天牙は笑顔でアシッドに挨拶をする。

「久しぶり~。」

《天牙さんですか・・・。まったく、忙しいのですが・・・シドウになにか用でしょうか?》

「うん、そのとおり。ちょっと一緒に出かけようかなとか思って・・・。けど、忙しいなら良いや。」

《申し訳ありません。始末書の始末が終わったら、電話させます。》

「あっいや、そうなったらこっちから出向くよ。多少は風の噂でわかるし。」

そう言って、その場を天牙はあとにした。
風のように現れ風のように去っていった。
いつものこと、そんなふうに思っているが不思議に感じたアシッドだった。
シドウは、溜まっていた始末書を、その日のうちに全て終わらせ、自宅の寝室でのんびりしていた。

「でさ、アシッド。」

《はい。》

「今日、俺にお客さん来てたんだってな。誰だったんだ?」

《天牙ですよ。ちょっと一緒に出かけようと・・・だそうです。》

「なーんだ、そんなことならうけたらよかったじゃん。」

《しかしですねぇ・・・。》

「そう硬いこと言うなって。さーて、寝るぞ~。アシッド~、電気消してくれ~。」

《あぁもう。》

そうして、時間は過ぎていき、翌日になる。

「おはよう~アシッド。」

《おはようございます。シドウ。少し急いでくださいね。遅れますよ。》

「なんだとぉぉぉぉ!!!うおおおおお!!」

急いで布団という名の冬には魔力が増える物から出て、タンスの前へ。
そしていつもの服装を出し、着替えてキッチンへ行き、ゼリーを取り出す。
蓋を開けゴミ箱に捨て、食べながら家を出た。
そして、駅まで全力で走り始める。
口の中、胃の中のゼリーが出てこようとしても、こらえて走る。

「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」








ギリギリ間に合うシドウ。
仕事を始める時間に無事間に合い、自分の机で湧き上がってくるゼリーをのんびりこらえている。

「うぷっ・・・」

《あれほど走れば、こうなりますよ。》

「うぅ・・・まぁ、これぐらいは・・・うぷっ・・・仕方ない・・・な。うぷっ。」

すると、そんなシドウへさらに追い討ちをかけるようなお知らせがくる。

「まぁ大変そうね。シドウちゃん。」

「うぷっ、ヨイリー博士ですか・・・。うっ・・・えっとぉ、何がご用でしょうか?」

「お客さんよ。うふふ、シドウちゃん女の子をまたせちゃダメよ。」

そう言ってヨイリー博士は自分の仕事場へ去っていった。
シドウは、危ないものを胃へ押し返しつつ、思考を巡らせてお客の女の子が誰なのか考えつつ、席を立つ。
女の知り合いは割と、たくさんいるシドウ。
といっても、大半は自分よりはるかに年下と言う。
どこかの目玉に「このロリコンどもめ!」のような目で見られないことを祈ろう。
一階のロビーにつく。
すると、壁に持たれてのんびりしている少女が一人。
ちなみに、この日は平日。
シドウは彼女に哀れみつつ、注意の一言を含めて挨拶する。

「おいおい、今中学生は学校だと思うが?」

「別にいいじゃん。それにまだ朝早いし、遅刻ギリギリにはここから学校に行ける自信がある。って、アホか。事情ぐらい知ってるだろ?」

「ハハハ、冗談冗談。しかし、元気だなぁ天牙。」

「あぁ、いつもしんどいよ。」

彼女の名前は翼妖天牙。何で中学生なのに平日の朝にこんな場所にいるのか。
彼女の言っている「事情」に関しては、話せば長くなるので略称。
ひとつ言うとすれば、あらゆることで人間離れしているということか。
シドウは要件を天牙に問う。

「で、今日は何か用か?」

「そうそう用があってきたんだよ。実は、そろそろ日本のどこかで雪が降りそうだからさ。一緒に綺麗な場所にでも行こうかなって考えてるんだ。」

「へぇ~・・・ってハァ?」

「ん?どうした?」

「いや、冬には入ったがさ、そんなにすぐ雪が降る場所なんてあるもんか?」

「なーに言ってる。数百年前にゃ、11月には雪が降ってる場所だってあったんだ。気にすることはない。」

「いつの時代の人間だお前。」

「今の時代の妖怪だ。」

「で・・・いつ見に行くんだよ。俺は今無理だからな。」

「それぐらいわかっとる。だから、仕事が終わってからでいいよ。」

「了解だ。で、待ち合わせ場所は?」

不意の質問、しかも待ち合わせという。
さすがの天牙でも戸惑ってしまった。
とりあえず、慌ててシドウに背を向けて答える。

「え・・・えっと・・・む・・・迎えに来る!それでいいだろ!」

「オッケー。んじゃ、またな~。」

そういって、去っていくシドウ。
背を向けていた天牙の顔は真っ赤になっていた。

(ななな・・・なんであんな奴に赤面しなきゃなんねーんだよ。てか、第一待ち合わせ場所なんてどこでも良いだろ。
私は割と色々わかるんだ。それぐらい、仕事が終わったと感じたら、迎えに行くっつーの。はわわわわわーーー!!)

手を頬に当てての赤面。
どこかの誰かが今頃「天牙も女の子らしいところあるんだな」とか言ってるに違いないであろう。
そんな顔のまま、天牙は颯爽とその場を去った。
そうしてまた、時間は流れる。
時間は18時。
12月の日暮れは早く、既にこの時間には日は落ちて辺りは真っ暗。
肌につく寒さは、昼のあいだの寒さではなく夜の寒さになっている。

「お疲れ様でしたー。」

そう言って、シドウはサテラポリスをあとにした。
首にマフラーを巻き、ちゃんとジャンパーを来て、ロビーをでる。
すると・・・

「おせーよ。」

「るせー、これでもいつもより早いほうだ。」

天牙がそこで待っていた。
いつもの地味でシンプルな服と違い、少しオシャレをしているようだ。
その服装にシドウはツッコミを入れる。

「なんだぁ~、いつもと違っておしゃれな服なんて着て。」

その反応に、天牙の顔はまた赤面に。

「ううううううううるせーーー!私だって女だ!おしゃれして悪いか!ワンピース着て悪いか!ア゛ァ!」

今日の天牙のコーディネートは、
袖が長く襟がある至って普通の白のワンピースに、至って普通の冬用のベージュのコートに、マフラーという割とシンプルなんじゃなかろうかというもの。
靴はそれに合うようなものを選んではいているようだ。
頭には髪留めをつけている。ちょっと可愛い羽のついた。
そんな服を着て、冗談を言われ赤面になっている天牙に、シドウは笑ってこう言う。

「いや、どこも悪くない。むしろ良いじゃないか。似合ってるしな。」

それに対して天牙は、赤面のまま

「クゥゥゥゥ!いつものことだが、タチが悪い!あぁー!もう、初雪まで時間あるから、そこらへんの街でも散歩するぞ!!」

「顔赤いぞ~。」

「ううううううるさーーーい!!」

そうして、夜の街へ二人は繰り出す。
普通の人はおまわりさんに捕まらないことを祈ろう。
ウェーブライナーに乗って数十分、街につく。
街の中は既にクリスマスムード。
クリスマスツリーやクリスマスグッズがお店に並べられ、植えられている木々にはイルミネーションがつけられ、夜の街を彩っている。

「綺麗だなぁ。」

「だなぁ~。うちの地元じゃこんなのありえないな。てか、第一クリスマスという文化が入ってきてないし・・・。」

「うそだろ~それうそだァ~。」

「・・・シドウ、テンションおかしいぞ・・・。」

「ちょっと、はっちゃけただけだっつーの・・・。冗談だって。」

「わかってた。」

「・・・。」

そんな空気のまま、二人は街の中を歩いて時間を潰していく。
普通、もうすでに初雪は降ってるんじゃないかと思うほど、冷たく寒い。
しかし、世間の気象予報ではまだ降る気配はないらしい。
なのに、天牙はそんなことが分かっているらしい。
そんなことを頭の中に巡らせているシドウ。
天牙は割と明るく、こんな時間をいろいろ楽しんでいるようだ。

「なぁ!あれ見ろよ。なんつーか不思議だな。」

天牙のさした指の先には、何やら奇怪なクリスマス人形がメニュー看板を出して店先に並んでいる。

「あれは、たしかあれだよ。あれ。」

「あれってなんだよ。」

「ど忘れしちまったや。」

「おいおい。」

そんな奇妙な看板人形を見事にスルーし、再び足をすすめて時間を潰す。
至って普通な二人。
普通に横に並んで歩いている。
損は二人の横をイチャイチャなカップルが通り過ぎていった。

「リア充め・・・。クリスマスはまだ先立っつーの。」

天牙がそんな言葉をボソッと呟く。

「・・・ハァ?」

「気にするな。口から知らぬ間に出て空に帰った言葉だ。」

「お・・・おう。」

「さて、そろそろか。」

「おっ、行くのか?」

「うん。さーてとりあえず山の上まで行かなきゃならんからな。」

「あぁ、山の上まで・・・って。」

「おう、山の上まで。」















そう言って、ウェーブライナーに乗り、途中で降りて山を登ること数時間。

「いやぁ~しっかし暗いな。夜とは言えど。」

「街からかなり離れてるからな。もう電気だって通ってないし。」

「そこまでか・・・って考えりゃ当たり前か。」

街中からかなり離れた山奥にある場所。
名前は既に忘れ去られているが、天牙が「天狗山」と呼んでいることをシドウは知っている。
話によれば、大昔この山には天狗がいたのだという。

「慣れれば見えるようになるよ。という私はまだ見えてないけど。」

「お前鳥目だもんな。」

「半分鳥みたいなもんだから仕方ない。」

「・・・天牙、お前の口から発せられる事実のような冗談ノリの言葉の意味がわからん。」

「気にするな、ただの太子の戯れだ。」

「・・・ハァ。」

山から見える綺麗な街の光。
賑やかそうな光を見て、ふとさみしげな気分が漂う。

「・・・天牙、そういやさ」

「・・・うん」

「お前このあとどうするんだ。」

「・・・特になにもないね。実家に帰って寝るぐらいかな。」

「そうか・・・。」

「うん・・・。」

とてつもなくしんみりした空気が流れていく。
後ろにはさびれた寺院。時間は真夜中。
時間が経つにつれ、より寒さが強くなっていく。

「ふぁ~さむぃ。」

ものすごく寒そうに手を口に当てて息を吐く天牙。

「そんな薄着してくるだからだろ・・・。」

「それはあれか、私におしゃれをするなということか。」

「たっく・・・ほら・・・」

そう言ってシドウは天牙の手を引っ張り自分の真横につかせる。
思わぬ出来事に赤面全快の天牙。

「ばっ馬鹿!なにしやがる!」

「寒いんだろ?だからだ。」

(くそぅ、なんかよくわかんないが悔しい。けど・・・暖かい。)

「何、顔赤くしてるんだよ。」

「は・・・はぁ?!お前が・・・!暁がいきなりこんなことするからだよ!」

「けど、まんざらでもなさそうだな。」

天牙はこの瞬間、自分の気持ちが見透かされている感じがして気分が悪くなった。
しかし、シドウに言われたとおり、まんざらでもなかったよう。
彼女にとってこの瞬間が何よりも、人よりも何倍も大切に思えるからだ。

「・・・寒いからこのまま・・・。」

「おう。」

そんな二人をよそに、空からは白い雨が降り始める。

「ほ・・・ほら!みろよ!雪だ!雪!降ってきた!」

「おぉ・・・。」

無言になる二人。
夜の寒さを忘れ、二人で光で綺麗に彩られている街と雪を眺める。
ふと天牙の口から言葉が溢れる。

「この景色がみんなで見れるのは、いつまで出来るんだろう。
私はさ、いつもこんなことを思うんだ。悲しさがあふれ出てくる。
いつもはあんなふうにして隠してるけど、心の中はいつも恐怖とさみしさで溢れてしまってるんだ。」

「今、悲しいか?」

「あぁ、悲しい、寂しい。
いつ、自分の周りにいる人たちの命が消えてしまって、一人になってしまうのかって・・・。」

「お前弱いんだな。強がってるくせに。」

「そうだよ、すんげー弱くて脆いんだよ。」

「なんていうかよ・・・」

「ん・・・?」

「可愛いな。」

「・・・ハァ?!」

よくこの空気でそんなことが言えるなと、言わんばかりの顔になる天牙。

(すごく湿ったシリアスな空気でコイツは何を・・・)

すると今度はシドウが天牙にいう。

「なら、今を生きる俺たちとこの瞬間を楽しめば良いじゃないか。なぁに簡単なことさ。」

「・・・」

「なっ?そうだろ?」

「ハハッ、そうだな。悪かった。よーし、今からどっか食べに行くか!」

「バカ、未成年がこんな真夜中に出歩くもんじゃねーぞ。」

「既に出歩いてるっつーの!」

天牙冬服姿





一言:ヒャッハー\(^ω^)/リア充爆発しろー
スポンサーサイト


追記を閉じる▲



題名:初雪の降る日


季節は冬に入った12月。
寒さは秋のものとは違い、冬の寒さである。
そんなある日のサテラポリス日本支部。
いつもどおりの忙しさで、所狭しと人が動いている。
暁シドウは、自分の机で始末書の処理に追われている。

「あぁーえっとぉー」

《シドウ、あなたって人は全く・・・。なんで溜めるんです?》

「忙しかったからだよおー。あぁー手首いたいー。」

《まぁ、集中することですね。》

「じゃあ、飲み物買ってきてくれよアシッド。そろそろぶっ続けで3時間になるし、喉渇いたからさ。」

《・・・仕方ないですねぇ。》

渋々、ハンターVGを持って自動販売機の前へ行くアシッド。

《さて、何を買ってあげましょうか・・・。》

自動販売機で売っている飲み物は妙なものばかりで、よく分からない。
昆布サイダーや昆布コーラなど、明らかにその飲み物に入れてはいけないようなものがあったりする。
まぁ、もちろん普通の飲み物もあるのだが。
そんなアシッドの後ろには怪しい影がひとつ。

「あっ、私コーヒーな。」

《はいはい・・・って、誰です?!》

アシッドの後ろにいたのは天牙。
思いっきり普通に声をかけて、アシッドがどんな反応をするのか楽しんでいるようだ。
そんな天牙は笑顔でアシッドに挨拶をする。

「久しぶり~。」

《天牙さんですか・・・。まったく、忙しいのですが・・・シドウになにか用でしょうか?》

「うん、そのとおり。ちょっと一緒に出かけようかなとか思って・・・。けど、忙しいなら良いや。」

《申し訳ありません。始末書の始末が終わったら、電話させます。》

「あっいや、そうなったらこっちから出向くよ。多少は風の噂でわかるし。」

そう言って、その場を天牙はあとにした。
風のように現れ風のように去っていった。
いつものこと、そんなふうに思っているが不思議に感じたアシッドだった。
シドウは、溜まっていた始末書を、その日のうちに全て終わらせ、自宅の寝室でのんびりしていた。

「でさ、アシッド。」

《はい。》

「今日、俺にお客さん来てたんだってな。誰だったんだ?」

《天牙ですよ。ちょっと一緒に出かけようと・・・だそうです。》

「なーんだ、そんなことならうけたらよかったじゃん。」

《しかしですねぇ・・・。》

「そう硬いこと言うなって。さーて、寝るぞ~。アシッド~、電気消してくれ~。」

《あぁもう。》

そうして、時間は過ぎていき、翌日になる。

「おはよう~アシッド。」

《おはようございます。シドウ。少し急いでくださいね。遅れますよ。》

「なんだとぉぉぉぉ!!!うおおおおお!!」

急いで布団という名の冬には魔力が増える物から出て、タンスの前へ。
そしていつもの服装を出し、着替えてキッチンへ行き、ゼリーを取り出す。
蓋を開けゴミ箱に捨て、食べながら家を出た。
そして、駅まで全力で走り始める。
口の中、胃の中のゼリーが出てこようとしても、こらえて走る。

「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」








ギリギリ間に合うシドウ。
仕事を始める時間に無事間に合い、自分の机で湧き上がってくるゼリーをのんびりこらえている。

「うぷっ・・・」

《あれほど走れば、こうなりますよ。》

「うぅ・・・まぁ、これぐらいは・・・うぷっ・・・仕方ない・・・な。うぷっ。」

すると、そんなシドウへさらに追い討ちをかけるようなお知らせがくる。

「まぁ大変そうね。シドウちゃん。」

「うぷっ、ヨイリー博士ですか・・・。うっ・・・えっとぉ、何がご用でしょうか?」

「お客さんよ。うふふ、シドウちゃん女の子をまたせちゃダメよ。」

そう言ってヨイリー博士は自分の仕事場へ去っていった。
シドウは、危ないものを胃へ押し返しつつ、思考を巡らせてお客の女の子が誰なのか考えつつ、席を立つ。
女の知り合いは割と、たくさんいるシドウ。
といっても、大半は自分よりはるかに年下と言う。
どこかの目玉に「このロリコンどもめ!」のような目で見られないことを祈ろう。
一階のロビーにつく。
すると、壁に持たれてのんびりしている少女が一人。
ちなみに、この日は平日。
シドウは彼女に哀れみつつ、注意の一言を含めて挨拶する。

「おいおい、今中学生は学校だと思うが?」

「別にいいじゃん。それにまだ朝早いし、遅刻ギリギリにはここから学校に行ける自信がある。って、アホか。事情ぐらい知ってるだろ?」

「ハハハ、冗談冗談。しかし、元気だなぁ天牙。」

「あぁ、いつもしんどいよ。」

彼女の名前は翼妖天牙。何で中学生なのに平日の朝にこんな場所にいるのか。
彼女の言っている「事情」に関しては、話せば長くなるので略称。
ひとつ言うとすれば、あらゆることで人間離れしているということか。
シドウは要件を天牙に問う。

「で、今日は何か用か?」

「そうそう用があってきたんだよ。実は、そろそろ日本のどこかで雪が降りそうだからさ。一緒に綺麗な場所にでも行こうかなって考えてるんだ。」

「へぇ~・・・ってハァ?」

「ん?どうした?」

「いや、冬には入ったがさ、そんなにすぐ雪が降る場所なんてあるもんか?」

「なーに言ってる。数百年前にゃ、11月には雪が降ってる場所だってあったんだ。気にすることはない。」

「いつの時代の人間だお前。」

「今の時代の妖怪だ。」

「で・・・いつ見に行くんだよ。俺は今無理だからな。」

「それぐらいわかっとる。だから、仕事が終わってからでいいよ。」

「了解だ。で、待ち合わせ場所は?」

不意の質問、しかも待ち合わせという。
さすがの天牙でも戸惑ってしまった。
とりあえず、慌ててシドウに背を向けて答える。

「え・・・えっと・・・む・・・迎えに来る!それでいいだろ!」

「オッケー。んじゃ、またな~。」

そういって、去っていくシドウ。
背を向けていた天牙の顔は真っ赤になっていた。

(ななな・・・なんであんな奴に赤面しなきゃなんねーんだよ。てか、第一待ち合わせ場所なんてどこでも良いだろ。
私は割と色々わかるんだ。それぐらい、仕事が終わったと感じたら、迎えに行くっつーの。はわわわわわーーー!!)

手を頬に当てての赤面。
どこかの誰かが今頃「天牙も女の子らしいところあるんだな」とか言ってるに違いないであろう。
そんな顔のまま、天牙は颯爽とその場を去った。
そうしてまた、時間は流れる。
時間は18時。
12月の日暮れは早く、既にこの時間には日は落ちて辺りは真っ暗。
肌につく寒さは、昼のあいだの寒さではなく夜の寒さになっている。

「お疲れ様でしたー。」

そう言って、シドウはサテラポリスをあとにした。
首にマフラーを巻き、ちゃんとジャンパーを来て、ロビーをでる。
すると・・・

「おせーよ。」

「るせー、これでもいつもより早いほうだ。」

天牙がそこで待っていた。
いつもの地味でシンプルな服と違い、少しオシャレをしているようだ。
その服装にシドウはツッコミを入れる。

「なんだぁ~、いつもと違っておしゃれな服なんて着て。」

その反応に、天牙の顔はまた赤面に。

「ううううううううるせーーー!私だって女だ!おしゃれして悪いか!ワンピース着て悪いか!ア゛ァ!」

今日の天牙のコーディネートは、
袖が長く襟がある至って普通の白のワンピースに、至って普通の冬用のベージュのコートに、マフラーという割とシンプルなんじゃなかろうかというもの。
靴はそれに合うようなものを選んではいているようだ。
頭には髪留めをつけている。ちょっと可愛い羽のついた。
そんな服を着て、冗談を言われ赤面になっている天牙に、シドウは笑ってこう言う。

「いや、どこも悪くない。むしろ良いじゃないか。似合ってるしな。」

それに対して天牙は、赤面のまま

「クゥゥゥゥ!いつものことだが、タチが悪い!あぁー!もう、初雪まで時間あるから、そこらへんの街でも散歩するぞ!!」

「顔赤いぞ~。」

「ううううううるさーーーい!!」

そうして、夜の街へ二人は繰り出す。
普通の人はおまわりさんに捕まらないことを祈ろう。
ウェーブライナーに乗って数十分、街につく。
街の中は既にクリスマスムード。
クリスマスツリーやクリスマスグッズがお店に並べられ、植えられている木々にはイルミネーションがつけられ、夜の街を彩っている。

「綺麗だなぁ。」

「だなぁ~。うちの地元じゃこんなのありえないな。てか、第一クリスマスという文化が入ってきてないし・・・。」

「うそだろ~それうそだァ~。」

「・・・シドウ、テンションおかしいぞ・・・。」

「ちょっと、はっちゃけただけだっつーの・・・。冗談だって。」

「わかってた。」

「・・・。」

そんな空気のまま、二人は街の中を歩いて時間を潰していく。
普通、もうすでに初雪は降ってるんじゃないかと思うほど、冷たく寒い。
しかし、世間の気象予報ではまだ降る気配はないらしい。
なのに、天牙はそんなことが分かっているらしい。
そんなことを頭の中に巡らせているシドウ。
天牙は割と明るく、こんな時間をいろいろ楽しんでいるようだ。

「なぁ!あれ見ろよ。なんつーか不思議だな。」

天牙のさした指の先には、何やら奇怪なクリスマス人形がメニュー看板を出して店先に並んでいる。

「あれは、たしかあれだよ。あれ。」

「あれってなんだよ。」

「ど忘れしちまったや。」

「おいおい。」

そんな奇妙な看板人形を見事にスルーし、再び足をすすめて時間を潰す。
至って普通な二人。
普通に横に並んで歩いている。
損は二人の横をイチャイチャなカップルが通り過ぎていった。

「リア充め・・・。クリスマスはまだ先立っつーの。」

天牙がそんな言葉をボソッと呟く。

「・・・ハァ?」

「気にするな。口から知らぬ間に出て空に帰った言葉だ。」

「お・・・おう。」

「さて、そろそろか。」

「おっ、行くのか?」

「うん。さーてとりあえず山の上まで行かなきゃならんからな。」

「あぁ、山の上まで・・・って。」

「おう、山の上まで。」















そう言って、ウェーブライナーに乗り、途中で降りて山を登ること数時間。

「いやぁ~しっかし暗いな。夜とは言えど。」

「街からかなり離れてるからな。もう電気だって通ってないし。」

「そこまでか・・・って考えりゃ当たり前か。」

街中からかなり離れた山奥にある場所。
名前は既に忘れ去られているが、天牙が「天狗山」と呼んでいることをシドウは知っている。
話によれば、大昔この山には天狗がいたのだという。

「慣れれば見えるようになるよ。という私はまだ見えてないけど。」

「お前鳥目だもんな。」

「半分鳥みたいなもんだから仕方ない。」

「・・・天牙、お前の口から発せられる事実のような冗談ノリの言葉の意味がわからん。」

「気にするな、ただの太子の戯れだ。」

「・・・ハァ。」

山から見える綺麗な街の光。
賑やかそうな光を見て、ふとさみしげな気分が漂う。

「・・・天牙、そういやさ」

「・・・うん」

「お前このあとどうするんだ。」

「・・・特になにもないね。実家に帰って寝るぐらいかな。」

「そうか・・・。」

「うん・・・。」

とてつもなくしんみりした空気が流れていく。
後ろにはさびれた寺院。時間は真夜中。
時間が経つにつれ、より寒さが強くなっていく。

「ふぁ~さむぃ。」

ものすごく寒そうに手を口に当てて息を吐く天牙。

「そんな薄着してくるだからだろ・・・。」

「それはあれか、私におしゃれをするなということか。」

「たっく・・・ほら・・・」

そう言ってシドウは天牙の手を引っ張り自分の真横につかせる。
思わぬ出来事に赤面全快の天牙。

「ばっ馬鹿!なにしやがる!」

「寒いんだろ?だからだ。」

(くそぅ、なんかよくわかんないが悔しい。けど・・・暖かい。)

「何、顔赤くしてるんだよ。」

「は・・・はぁ?!お前が・・・!暁がいきなりこんなことするからだよ!」

「けど、まんざらでもなさそうだな。」

天牙はこの瞬間、自分の気持ちが見透かされている感じがして気分が悪くなった。
しかし、シドウに言われたとおり、まんざらでもなかったよう。
彼女にとってこの瞬間が何よりも、人よりも何倍も大切に思えるからだ。

「・・・寒いからこのまま・・・。」

「おう。」

そんな二人をよそに、空からは白い雨が降り始める。

「ほ・・・ほら!みろよ!雪だ!雪!降ってきた!」

「おぉ・・・。」

無言になる二人。
夜の寒さを忘れ、二人で光で綺麗に彩られている街と雪を眺める。
ふと天牙の口から言葉が溢れる。

「この景色がみんなで見れるのは、いつまで出来るんだろう。
私はさ、いつもこんなことを思うんだ。悲しさがあふれ出てくる。
いつもはあんなふうにして隠してるけど、心の中はいつも恐怖とさみしさで溢れてしまってるんだ。」

「今、悲しいか?」

「あぁ、悲しい、寂しい。
いつ、自分の周りにいる人たちの命が消えてしまって、一人になってしまうのかって・・・。」

「お前弱いんだな。強がってるくせに。」

「そうだよ、すんげー弱くて脆いんだよ。」

「なんていうかよ・・・」

「ん・・・?」

「可愛いな。」

「・・・ハァ?!」

よくこの空気でそんなことが言えるなと、言わんばかりの顔になる天牙。

(すごく湿ったシリアスな空気でコイツは何を・・・)

すると今度はシドウが天牙にいう。

「なら、今を生きる俺たちとこの瞬間を楽しめば良いじゃないか。なぁに簡単なことさ。」

「・・・」

「なっ?そうだろ?」

「ハハッ、そうだな。悪かった。よーし、今からどっか食べに行くか!」

「バカ、未成年がこんな真夜中に出歩くもんじゃねーぞ。」

「既に出歩いてるっつーの!」

天牙冬服姿





一言:ヒャッハー\(^ω^)/リア充爆発しろー
スポンサーサイト

【2012/12/15 15:45】 | 小説
トラックバック(0) |


月光
このリア充は爆発しなくてもいい!!(うるせ
シリアスになるところの入りが上手でした。とりあえずリア充爆発しろ!(言ってることが違う


夢音ムオン


天牙ちゃん可愛いなぁおい!

見てて微笑まし過ぎるリア充だから許す!((黙

会話とか、本当微笑ましいわ!

あと寒いの我慢しておしゃれする天牙ちゃんとかw


企画参加ありがとうございました!


山村正
いいね


河合潤也
いいね

コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
このリア充は爆発しなくてもいい!!(うるせ
シリアスになるところの入りが上手でした。とりあえずリア充爆発しろ!(言ってることが違う
2012/12/15(Sat) 16:50 | URL  | 月光 #zbT7meO.[ 編集]


天牙ちゃん可愛いなぁおい!

見てて微笑まし過ぎるリア充だから許す!((黙

会話とか、本当微笑ましいわ!

あと寒いの我慢しておしゃれする天牙ちゃんとかw


企画参加ありがとうございました!
2012/12/15(Sat) 19:11 | URL  | 夢音ムオン #HfXg/nwQ[ 編集]
いいね
2012/12/18(Tue) 06:53 | URL  | 山村正 #SFo5/nok[ 編集]
いいね
2012/12/21(Fri) 03:46 | URL  | 河合潤也 #SFo5/nok[ 編集]
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。